cd

渡辺美奈代 『GOLDEN☆BEST/渡辺美奈代 SINGLES』

GOLDEN☆BEST/渡辺美奈代 SINGLESアーティスト: 渡辺美奈代出版社/メーカー: ソニー・ミュージックハウス発売日: 2002/11/20メディア: CD クリック: 52回この商品を含むブログ (17件) を見る 夕べのキッチン・ミュージックでした。はまぞうのテストも兼ねてま…

森進一・森昌子『なにはともあれ』(ASIN:B0002CHO00)

森昌子。僕がオンタイムで歌声を聴いたことのある日本人シンガーの中でも、最も優れた歌唱力を持つ歌手の一人です。 彼女の歌は、実に正しい。時に楽曲提供者の意図すら超えて、正しい譜割と正しい音程で正しく言葉を紡いでいきます。故に楽曲は最大限の輝き…

松浦亜弥『ファーストKISS』(ASIN:B00005TSLQ)

2001年の年の瀬も押し迫った頃。行きつけのCDショップを訪れた僕は、店内放送で流れていた初聴の曲に耳を奪われました。鬼気迫るほどパワフルにして切ない歌声。 「これ、なかなか良いな。誰が唄ってるんだろう?」 その曲こそが、松浦亜弥の1stアルバムの中…

カーネーション『ANGEL』(ASIN:B0001Z31UU)

『夜の煙突』に涙を禁じ得なかった。鈴木さえ子も鈴木祥子も矢口博康も関係ない。ただ単純に詞が良い、曲が良い。 はしごをのぼる途中で ふりかえるとぼくの家の灯りがみえるカーネーション『夜の煙突』 この一節を超える歌詞とメロディーを今のところカーネ…

タンポポ『TANPOPO 1』(ASIN:B00005G3O4)

ちょっと舌足らずで甘えた感じの声質ながらも強烈なファルセットを放つ極端に小柄な少女。いかにもロックかぶれな唄い癖の陰に人柄の良さを滲ませるやや年長の女性。そして、引きずるようなかすれ気味のヴォーカルに強固な意志を秘めた黒髪で長身の少女。 こ…

モーニング娘。『セカンド モーニング』(ASIN:B00002DDB2)

初期モーニング娘。の魅力を一言で表すとすれば、言わば“コントラストの美学”。スタイルの異なるシンガーたちがそれぞれに個性を発揮して1曲を仕上げていく、その多彩さにありました。 例えば『パパに似ている彼』のBメロ。1番では飯田圭織のアンニュイなヴ…

立花ハジメ『The END』(ASIN:B000068P1P)

携帯電話の着メロ用に作った楽曲を実際に携帯端末で鳴らし、出音をマイクで拾ってCD化したインストゥルメンタル集。 いかにも立花ハジメらしいマッドな試みから成り立つこの作品ですが、“音色は矩形波のみ”“同時発音数は数音程度まで”という携帯音源ならでは…

みちよ『JECICA』(ASIN:B0001E3EY4)

全曲本人の作詞・作曲による“みちよ”名義での第1作。 期待を遥かに上回る素晴らしい作品でした。彼女ならではの切なくもパワフルな、それでいて人柄の良さを感じさせるヴォーカルを存分に楽しむことができます。嫌味の無いストレートなアレンジも好印象。メ…

DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN『Report From Iron Mountain』(ASIN:B00005MMDX)

2ndアルバムからデートコースに染まった僕は、この1stにおいてもややこしい、というか抽象的な音楽を勝手に想像していたのですが、意外なことにM1『CATCH 22』を除いてはどれもストレートなダンス・ミュージックでした。それゆえ際立つM1の存在感。 菊地雅章…

高野寛『確かな光』(ASIN:B0000ZP424)

YMOチルドレンの才気溢れるギター青年は、月日を経て素朴なシンガー・ソングライターとなった。心の奥深くへと静かに染み込んでいく選び抜かれた言葉。枯れるにはまだ早過ぎる気もするけれど、今はただ彼が辿り付いた世界に身を委ねていたい。

Tangerine Dream『Phaedra』(ASIN:B0000074C9)『Rubycon』(ASIN:B0000074CC)『Ricochet』(ASIN:B0000074CB)

今日は会社を休んで一日中タンジェリン・ドリームを聴いて過ごしました。ZAZENやサンボやガガガも配達されたのですが流石に聴く元気はなく。 この人たちは“心地良い音”に対する感覚が凄いですね。どの曲も似たような感じだし、構成も複雑なので聞き流してい…

菊地成孔×コンボピアノ『10minutes older』(ASIN:B00012BDXA)

15人の監督が「10分ジャスト」というルールの下に競作したオムニバス映画『10ミニッツ・オールダー』のイメージ・アルバム。『人生のメビウス』を担当したコンボピアノは1作品ごとに映画からインスパイアされた楽曲を、『イデアの森』担当の菊地成孔はこの映…

鈴木慶一 with ムーンライダーズ『No.9』

2003年を締め括る1枚はもちろんこれ。良いお年をお迎えください。2004年もよろしくお願いいたします。

渡辺満里奈『Mood Moonish』(ASIN:B000064PZT)

アイドルグループの一員としてデビューしたシンガーが徐々にアーティストとしての個性を身につけていく、理想的な成長の過程を楽しめる作品。 いわゆる“チャート・ミュージック”から撤退した後、一歌手として何が出来るか。そして何をすべきか。渡辺満里奈が…

Me'Shell NdegeOcello『Cookie: The Anthropological Mixtape』(ASIN:B000066O9N)

体が自ずと反応する音楽。個々の楽器の音抜けがよく、グルーヴもひらすら心地よい。ミシェルのベースもヴォーカルも、サポートするアラン・ケイトーも素晴らしい。最良のBGMと成り得る。しかしここでは歌詞に注目したい。ファンキーなリズムにのせて語られる…

SPANK HAPPY『VENDOME,LA SICK KAISEKI』(ASIN:B0000DJWAX)

chicにしてsick、などと安直な引用で語ることを許されない傑作。故に僕は語ることを放棄し、蠱惑的なサウンドにただこの身を委ねるのみ。

SKETCH SHOW『LOOPHOLE』(ASIN:B0000CEB8V)

音が鳴っているのに何故か静謐を感じさせる不思議な音楽。冷たいようで温かく、平坦なようで肉感的。まさに手練にしか作りようのない作品。もっとも細野・高橋にこのような音楽を一生続けられても困るのだが。

未聴

最近購入したにも関わらずまだ聴けていないCDのメモ。 SKETCH SHOW『LOOPHOLE』(ASIN:B0000CEB8V) SPANK HAPPY『VENDOME,LA SICK KAISEKI』(ASIN:B0000DJWAX) メロン記念日『かわいい彼』(ASIN:B0000E3AO8) うーん、近頃アマゾンでほいほいCDを買い過…

大村憲司『Leaving Home〜best live tracks II』(ASIN:B0000QWYA8)

大村憲司LIVE盤2枚同時発売の2作目は純未発表曲や大貫妙子・矢野顕子との共演なども収めた真にレアな1枚。 未発表4曲の中ではブルージーでちょっとトリッキーなテーマが印象的な『Greedy Woman』が出色の出来。憲司のギターもさることながら佐藤博のエレピが…

大村憲司『Left-Handed Woman〜best live tracks I』(ASIN:B0000QWY9Y)

大村憲司の未発表ライヴ音源を集めたアルバムが2枚同時発売。本作『Left-Handed Woman』では曲数を絞り込み、兎にも角にもバリバリと弾きまくる憲司のギタープレイを堪能できる選曲になっています。 正直言って僕はこうしたフュージョン色丸出しの楽曲は好み…

プロコル・ハルム『グランド・ホテル』(ASIN:B00006HBQ8)

一般的にはプロコル・ハルムの最高傑作と言われているこの作品。確かに詞も曲もシンフォニックなサウンドも素晴らしいのですが、どこか物足りない。キース・リードとゲイリー・ブルッカーのコントロールから今にも逸脱しかねないようなスリルが感じられない…

矢野顕子『峠のわが家』(ASIN:B00005FDZ1)

日本が世界に誇る怪物シンガー・ソングライター/演奏家、矢野顕子の代表作のひとつ。ジャジーでスウィートでポップでアヴァンギャルドで、その他諸々言葉を尽くしても表現し得ない彼女ならではのオリジナルな音楽世界がこの一枚に凝縮されています。 人が矢…

鈴木慶一『東京ゴッドファーザーズ』オリジナル・サウンドトラック(ASIN:B0000DJWN3)

CDのクレジット上では一応鈴木慶一名義になっていますが、実質的にはムーンライダーズの最新作。 主要な登場人物のうち江守徹演じるギンのテーマ曲はかしぶち哲郎が、梅垣義明演じるハナのそれは鈴木博文が手掛けています。キャラクターごとにテーマ曲を設け…

鈴木博文『bonyari bonyari』(ASIN:B0000DJWSB)

実を言うと鈴木博文のソロワークを本格的に聴いたのは12年振りくらいなのですが、もはや“シンガー・ソングライター”とか“ベーシストのソロ・アルバム”とかいった括りでは語り切れない次元に達していることに驚嘆しました。暴言を承知で言えば、これがムーン…

かしぶち哲郎『Tetsuroh Kashibuchi Live Egocentrique』(ASIN:B0000CGAQ0)

映画的な歌詞とサウンドを思いのままに操るシンガー・ソングライター、かしぶち哲郎。“映画的”という表現はいささか陳腐ですが、実際彼のようなスタイルを貫いているアーティストは日本では珍しいのではないでしょうか。これはムーンライダーズという稀有な…

ネーネーズ『あしび』(ASIN:B00005G5WC)

僕にとってネーネーズは、高野寛や遊佐未森、PSY・Sなどと共に“ポスト・ムーンライダーズ世代”を代表するアーティストの一組でした。まあPSY・Sやネーネーズは結果的にライダーズの解散を待たずして姿を消してしまったわけですが。 一部ブラジル録音も行われ…

『寿限無/山下洋輔の世界 VOL.2』

生まれて初めて購入したJAZZのアルバム。「いきなりフリーかよ!」って感じですが、かねてから山下エッセイの愛読者であり、当時TVやラジオで流れまくっていたフュージョンに若干辟易していた僕にとって、ユーモアと歌心に溢れる彼の音楽は何とも親しみ易く響…

遊佐未森『ハルモニオデオン』(ASIN:B00005G4D3)

社会人に成りたてだった1989年。忙しさに追われてじっくり音楽に耳を傾ける余裕を失っていた頃、休日出勤していた僕は社用車のラジオから偶然流れてきたある曲に耳を奪われました。粒立ちのよいナチュラルな生ギターに粘るベース、どっしりと重いドラム、そ…

ryuichi sakamoto + david sylvian『WORLD CITIZEN』(ASIN:B0000C4GFS)

一言ひとことに重みを増したデヴィッド・シルヴィアン。何よりも声の深み。円熟している。 少ない手数に多彩な表現を込めたスティーヴ・ジャンセン。紛れもなく円熟している。 その時坂本龍一は? そしてSketch Showは? デヴィッドのヴォーカルとリリックの元…

高橋ユキヒロ『音楽殺人』(ASIN:B000007UHJ)

“テクノ”という名の得体の知れない音楽が誰にでも気軽に楽しめるものであることを教えてくれた1枚。リリース当時中学生だった僕にとってYMOからイントロデュースされた“テクノポップ”は、蓋を開けると何かとんでもないものが飛び出してきそうな印象を与える…