music
CCCDに対する鈴木慶一の見解。もちろん何の結論も出てはいないのですが。「CCCDって音が悪くなったりするの?」という質問に慶一があっさり「うん」と答えている点に注目。そして「CCCDに限らず出したいものはレコード会社を通さず自腹を切ってでも出す」とい…
アイドルグループの一員としてデビューしたシンガーが徐々にアーティストとしての個性を身につけていく、理想的な成長の過程を楽しめる作品。 いわゆる“チャート・ミュージック”から撤退した後、一歌手として何が出来るか。そして何をすべきか。渡辺満里奈が…
『ファイティング80's』での放送はたぶんリアルタイムで見ていると思うのですが記憶が定かではありません。初期のピコピコしたサウンドからギター中心のスタイル(佐久間正英がエレキベースを弾いたりする)へと移行する過渡期の演奏だったような。当時のプ…
体が自ずと反応する音楽。個々の楽器の音抜けがよく、グルーヴもひらすら心地よい。ミシェルのベースもヴォーカルも、サポートするアラン・ケイトーも素晴らしい。最良のBGMと成り得る。しかしここでは歌詞に注目したい。ファンキーなリズムにのせて語られる…
12/6(土) 心斎橋Club Quatro id:parakeetfish:20031206#p1さん 12/7(日) 名古屋Club Quatro id:huraibou:20031207#p1さん 12/12(金) 渋谷Club Quatro id:crispina:20031212#p2さん id:hglo2:20031213#p6さん id:king-show-chan:20031213#p1さん ちなみに僕…
chicにしてsick、などと安直な引用で語ることを許されない傑作。故に僕は語ることを放棄し、蠱惑的なサウンドにただこの身を委ねるのみ。
音が鳴っているのに何故か静謐を感じさせる不思議な音楽。冷たいようで温かく、平坦なようで肉感的。まさに手練にしか作りようのない作品。もっとも細野・高橋にこのような音楽を一生続けられても困るのだが。
最近購入したにも関わらずまだ聴けていないCDのメモ。 SKETCH SHOW『LOOPHOLE』(ASIN:B0000CEB8V) SPANK HAPPY『VENDOME,LA SICK KAISEKI』(ASIN:B0000DJWAX) メロン記念日『かわいい彼』(ASIN:B0000E3AO8) うーん、近頃アマゾンでほいほいCDを買い過…
大村憲司LIVE盤2枚同時発売の2作目は純未発表曲や大貫妙子・矢野顕子との共演なども収めた真にレアな1枚。 未発表4曲の中ではブルージーでちょっとトリッキーなテーマが印象的な『Greedy Woman』が出色の出来。憲司のギターもさることながら佐藤博のエレピが…
シングル『あたしンち』をレーベルゲートCDで発売することについて矢野顕子がコメント。既に各所で取上げられていますが無視するのもなんなので。「そう思うのならしょうがないなー」は悲しい。「コピーコントロールCDを出すことを余儀なくされる状況」はな…
大村憲司の未発表ライヴ音源を集めたアルバムが2枚同時発売。本作『Left-Handed Woman』では曲数を絞り込み、兎にも角にもバリバリと弾きまくる憲司のギタープレイを堪能できる選曲になっています。 正直言って僕はこうしたフュージョン色丸出しの楽曲は好み…
一般的にはプロコル・ハルムの最高傑作と言われているこの作品。確かに詞も曲もシンフォニックなサウンドも素晴らしいのですが、どこか物足りない。キース・リードとゲイリー・ブルッカーのコントロールから今にも逸脱しかねないようなスリルが感じられない…
日本が世界に誇る怪物シンガー・ソングライター/演奏家、矢野顕子の代表作のひとつ。ジャジーでスウィートでポップでアヴァンギャルドで、その他諸々言葉を尽くしても表現し得ない彼女ならではのオリジナルな音楽世界がこの一枚に凝縮されています。 人が矢…
CDのクレジット上では一応鈴木慶一名義になっていますが、実質的にはムーンライダーズの最新作。 主要な登場人物のうち江守徹演じるギンのテーマ曲はかしぶち哲郎が、梅垣義明演じるハナのそれは鈴木博文が手掛けています。キャラクターごとにテーマ曲を設け…
実を言うと鈴木博文のソロワークを本格的に聴いたのは12年振りくらいなのですが、もはや“シンガー・ソングライター”とか“ベーシストのソロ・アルバム”とかいった括りでは語り切れない次元に達していることに驚嘆しました。暴言を承知で言えば、これがムーン…
映画的な歌詞とサウンドを思いのままに操るシンガー・ソングライター、かしぶち哲郎。“映画的”という表現はいささか陳腐ですが、実際彼のようなスタイルを貫いているアーティストは日本では珍しいのではないでしょうか。これはムーンライダーズという稀有な…
id:hglo2さん主催のOFF会に参加させてもらいました。ストレンジな映像を鑑賞するイベント、今回はその音楽編ということで、あっち三部作やら星井七瀬PVやらといった「ひとに見せてもらわなければ恐らく一生目にする機会がなかったであろう」作品から金曜娯楽…
僕にとってネーネーズは、高野寛や遊佐未森、PSY・Sなどと共に“ポスト・ムーンライダーズ世代”を代表するアーティストの一組でした。まあPSY・Sやネーネーズは結果的にライダーズの解散を待たずして姿を消してしまったわけですが。 一部ブラジル録音も行われ…
矢野顕子と森山良子が共演。矢野が唄う『椰子の実』は必聴です。
生まれて初めて購入したJAZZのアルバム。「いきなりフリーかよ!」って感じですが、かねてから山下エッセイの愛読者であり、当時TVやラジオで流れまくっていたフュージョンに若干辟易していた僕にとって、ユーモアと歌心に溢れる彼の音楽は何とも親しみ易く響…
社会人に成りたてだった1989年。忙しさに追われてじっくり音楽に耳を傾ける余裕を失っていた頃、休日出勤していた僕は社用車のラジオから偶然流れてきたある曲に耳を奪われました。粒立ちのよいナチュラルな生ギターに粘るベース、どっしりと重いドラム、そ…
一言ひとことに重みを増したデヴィッド・シルヴィアン。何よりも声の深み。円熟している。 少ない手数に多彩な表現を込めたスティーヴ・ジャンセン。紛れもなく円熟している。 その時坂本龍一は? そしてSketch Showは? デヴィッドのヴォーカルとリリックの元…
“テクノ”という名の得体の知れない音楽が誰にでも気軽に楽しめるものであることを教えてくれた1枚。リリース当時中学生だった僕にとってYMOからイントロデュースされた“テクノポップ”は、蓋を開けると何かとんでもないものが飛び出してきそうな印象を与える…
精神的にきつい状況に追い込まれた時、いつも音楽が救ってくれる。今回もまた救われた。『構造Ⅴ』の鬼気迫るパフォーマンスに心の昂ぶりを抑えられない自分がいた。もうひと踏ん張りしてみよう、という気力が湧いてきた。 14人のプレイヤー、そしてコンポー…
ネクストバッターのid:marsona:20030924さんがUPされました。なるほど、そうきたか。前代未聞のムーンライダーズ2連荘はなかったですね、さすがに。 僕も初めはムーンライダーズを含む複数のアーティストのアルバムを色々と聴き返して選ぼうと思っていたので…
ムーンライダーズ『Damn! moonriders』 もし「ムーンライダーズのどの辺が好きなのか?」と問われたなら酔いどれヲタの発酵脳から漏れ出る戯言にそれこそ朝までお付き合いいただく必要性が生じるのですが、「ムーンライダーズは他のバンドとどこが違うのか?」…
近頃何でも『音楽殺人』呼ばわりするのがマイブームな私ですが、“馬刺し=食べる『音楽殺人』”は幾ら何でも言い過ぎというか、我ながらわけわからない表現だと思いました。昨日のコメント欄参照。
もう少々お待ちください。好きなアルバムを聴き返すとアルコールが進み過ぎ、脳が生きながらに解剖標本化するので文章が書けないのです。選ぶ作業って楽しいね。
こんな曲がリリースされることに全然気付いていませんでした。最近の教授の活動には全く興味の持てない僕ですが、デヴィッドとの久方振りのコラボレーションにはドキがムネムネするものがなくもありません。 サウンド・プログラミングでSketch Showが参加、…
ってことで今夜はこれを聴きながら一杯やりました。うーん、名盤。良い音楽は冗談抜きで時代を超えますね、軽々しい比喩としてではなく。このアルバムを初めて聴いた当時は二十歳そこそこだった僕も、今では立派な“ロックンロール小父さん”になりました。い…