K-1 WORLD GP 2003 開幕戦

 倒れた相手を殴ってもダメージが少なければ試合続行なの? ローブローと同じ扱い? かつて『格闘技オリンピック』でモーリス・スミスが倒れた佐竹の眉間を蹴ったことがあったけれど(試合は続行された)、蹴りはともかくグラウンドパンチに故意も無意識もないでしょう。頭に血が昇ってヴァーリ・トゥードと区別がつかなくなるような選手はヴァーリ・トゥードにだけ出場すべき。もちろん、反則を食らったのを言い訳に勝負から逃げるような選手にも魅力は感じないけれど。
 ボンヤスキーはともかく、アビディはあのまま試合を続行してもボタには勝てなかったかも知れない。たとえグランプリで優勝したとしてもこの印象は拭えない。ルールを守れない選手と再戦しろとは言えないが、あとはアビディの気持ち次第。