『RAW MATERIAL #1 featuring Masabumi Kikuchi』

RAW MATERIAL #1

 昨夜のキッチン・ミュージックはJAZZキーボーディスト・菊地雅章と後藤俊之・DJ KATSUYA・DJ HIROの共演による3枚のマキシ・シングルを1枚にまとめたもの(だと思う)。おそらくはDJ陣がベーシック・トラックを作ってプーさんが上物を重ねていくというやり方で録音されたものと思われますが、意外なほどに違和感なく聴けました。これは3人のDJがプーさんの音楽をよく理解しているからでしょうね。この作品以前に『DREAMCHINE』というプーさんとビル・ラズウェルのコラボレーションもありましたが、あれはプーさんがビルのルールに合わせている印象がありました。まあ本人が好きでやってるのならよいのだけど。僕は『RAW MATERIAL』のほうが好きです。なかでも気に入ったのは『Tribe』。ギターのリフが心地よいのです。実はMix時にDJ氏の手でループ組み直してあったりして。そんな邪推もまた楽し。