例によってTV観戦のため、地上波での放送順で。
吉田のバタバタしたステップが印象的でした。ドン・フライを一発でテイクダウンしたタックルは何だったんだ。あれじゃ勝ち上がれない。田村は上手いのだけど、この階級で戦うにはスタンドでの圧力不足。その田村に圧力を感じてしまった吉田。残ったメンツがメンツだけに残念ながら優勝は難しいかも。
- アリスター・オーフレイム vs チャック・リデル
アリスターは元気があって良かったけど、戦い振りに少々ムラがありすぎる。一方リデルは、コンディションが悪かったのですかね？ 優勝候補の最右翼と目していたのですが、思っていたよりもパンチが雑でした。決勝トーナメントは勝ち上がれたとしても1日2試合になるし、厳しいかも知れません。
なぜこの試合をダイジェストにする？ もっとムリーロの技術がみたかった。体格差や急遽参戦のハンデは承知の上で臨んだこの試合、彼にとってはライト級（−83ｋｇ）参戦に向けてのデモンストレーションに過ぎなかったのかも知れません。ランペイジの次回の相手は恐らくリデル。心して準備を。
- 桜庭和志 vs ヴァンダレイ・シウバ
ボブチャンチンやミルコと無差別級の戦いを強いられ、増量してまでシウバ戦に執着し、PRIDEのリングを守り続けた桜庭。そんな彼に「お役目ご苦労。次からはライト級でもいいよ」と言ってもそう簡単にはシフトできないでしょう。彼は借りを作り過ぎた。それに故障も多い。仮にムリーロとのライト級タイトルマッチが実現しても、かつての輝きは見られないかも知れない。それでも僕らは待っている。諦めるにはまだ早い。
ヘビー級3試合については特に感想はありません。ミドル級トーナメントで日本人が一人しか勝ち上がらなかったから、恐らく11月の大会でヒョードル vs ミルコのタイトルマッチが実現するでしょうね。問題はその先の展開。桜庭を壊したPRIDEに未来はあるのか？
