大阪市北区 スモールサークルグルメ -汁麺編-

 実は当方、東京へ戻ることになりまして。これを機に大阪で食べた美味しいもの・美味しい店を一旦総括しておこうと思います。尤も粉物や串揚げは好みでないため、全然大阪らしくないメニューが並ぶかもしれませんがご容赦を。まずは汁麺編。


3位:太融寺西松屋
 つい先日までは『はまや』という店名で、とんこつ醤油に魚介の旨味を効かせたラーメンをメインに出す店だったのですが、リニューアルしました。堂島のオフィスから扇町方面へと深夜に徒歩帰宅する途上、小腹が空く度に訪れたものです。当時は塩チャーシューメンにもやしとにんにくをトッピングするのが私の定番。ここにテーブル上の壺から取り放題の韮キムチをどっさり載せれば、私がラーメンに求める全てが手っ取り早く味わえたのでした。
 現在は、チャーシューメンは基本的に塩味。韮キムチと並んで生にんにくと潰し器もテーブル上に置かれるようになっています。私があまりにも同じものばかり注文するのでメニューに反映されたのかも。

2位:堂山町揚子江ラーメン 名門』
 揚子江ラーメンはチェーン店で彼方此方に店舗があるのですが、堂山町の名門がダントツで美味しいように思います。鶏がらベースで塩味の透明なスープに細めの麺、トッピングはチャーシュー・もやし・菊菜。一杯やった後の〆にぴったりです。

1位:堂島『青冥』
 ここはラーメン屋ではなく中華料理店なのですが、五目汁そばが飛び抜けて美味しいのです。とろみのかかった醤油味のスープに豚肉・鶏肉・烏賊、そしてたっぷりの野菜類。滋味深い味わいに心が和みます。


 近畿圏の汁麺文化は、東京にも進出した『神蔵』や『天下一品』ばかりが有名で、総じて未成熟な印象がありますが、美味い店は探せば結構あるものです。大阪へ来て初めて、地域の美味い店を探し求める習慣が身についたような気がします。